ふるいものがたり

いらっしゃいませ。 このサイトには『ファイナルファンタジータクティクス』の二次創作小説があります。

ベマ先生(03)

ラヴィアン「いや〜〜その……何といえばいいのかな……。深い…とても深い…“時の流れ”に飲み込まれてしまって……。仲間…アグリアスたちとも、離れ離れになってしまったんです…。気がついたら……あたし、一人で山の中に倒れていて……」

先生「……ふ〜ん。すごい体験したんだ。…外にいるチョコボは、あなたの?」

ラヴィアン「は、はい。チョコボじいさんのトンヌラさんが貸してくれたんです」

先生「チョコボじいさん……。道理で…あんなにいいチョコボなわけだ。…あがって、あがって、ラヴィアン。あのチョコボもここに入れてあげよう。夜は寒いと思うし〜」

ラヴィアン「あ…はあ。でも、いいんですか?チョコボまで…」

先生「いーんだよ。わたし一人で住んでるから」

ラヴィアン「え…!?こんな大きな建物に先生、一人で!?……先生のこと、町の人は『ベマ先生』って呼んでましたけれど…?」

先生「名前だよ。わたしの名前。『ベアトリス・マカリオス』だから…短縮して、『ベマ』…剣術を教えているから…『先生』って…。呂国の人は何でも省略して呼ぶんだよね〜。若い人の中には、『ベーマ先生』て、のばしちゃう人もいてさ〜」

ラヴィアン「???で、でも……先生の名前は…『フレシア・タルタロス』…でしょう??」

「あ〜〜。そう、名乗ってたんだっけ。…ごめん、ごめん。『フレシア・タルタロス』は偽名なんだ。わたしの本名は…『ベアトリス・マカリオス』と、いうんだよぅ」

本名を言い終えた片目の女は、にっこりした。