ふるいものがたり

いらっしゃいませ。 このサイトには『ファイナルファンタジータクティクス』の二次創作小説があります。

愛の鎧(02)

ラムザ「は、はははは…はい。い、いろいろと…そそられます。まことにまことにス、ステキな…お姿でありまする…」

震えてうなずくラムザを見たアグリアスはにっこりした。

「え…あッ!!み、見えてますッ!!見えてますって…」しゃがむアグリアスラムザが指摘した。

アグリアス「あっ…。ま、まあ…かまわんじゃろう。ラムじゃにしか…見せないし。…案ずるな、ラムじゃ。いくら、妻の専用装備とはいえども、この姿で他の者の前へ出るつもりはないぞよ。…私はお主にだけ、見てもらいたいのだッ」

「…は、はい。何かもう…いろいろと…ありがとうございます……」ラムザは座った。

「……。ラムじゃ、なにか悩んでおるん?」

ラムザアグリアスはベッドの上で向きあった。

ラムザ「……え?」

アグリアス「…ラヴィアンから聞いたの。お主が…ため息ばかりついておる、と。…オルランドゥ様も…『疲れているのか…近頃元気がないんだ』と申されておった…。アリシアへ確かめたところ…2ヶ月ほど前から、何か考え事をしているみたいだ、と言われて…。それで……」

ラムザ「…………」

アグリアス「……。一番、近くにいる私が…何も感じ取れなかったのは…仲間として、恥であろう。主人の異変を感知できなかったのは…妻としても…。だから……」

ラムザは話すアグリアスの手を握った。

男の手よりも女の手はあたたかかった。