ふるいものがたり

いらっしゃいませ。 このサイトには『ファイナルファンタジータクティクス』の二次創作小説があります。

主人公と年上の女(03)

「しゅきしゅきしゅきしゅきしゅきっしゅきっ、愛しとぉる♪しゅきしゅきしゅきしゅきしゅきっしゅきっ、ラ、ムぅじゃ♪ラっムぅじゃ〜♪」女は男の背中に自らの顔を押し付けた。

「機嫌がいいですね〜…あいかわらず音痴ですけど」男は笑顔で返した。

「しゅきなんじゃもの、しゅきなんじゃ〜ラムじゃんよ〜。…記入は済んだであるか?」女の問いかけにラムザは答えた。

「はい。アリシアさんに…言われていたことは…これで…終わり、ました…」ラムザは用紙を確かめながらも、背中の感触が気になってきた。

「そうであるか。ごくろうじゃったのぅ、主殿(あるじどの)よ…。……ん、んん…ぅん…ん〜〜〜」女はラムザの背中に頬ずりしている。

「……。あ…あれれ?まだ…腕輪、つけていたんですか…」ラムザは振り向いて、相手と向かい合った。

「はぁ、あ…うむ。そうなのじゃ…。『ディープダンジョン』で入手した…装備品をいくつか試していたの……」年上の妻は可愛い顔で答えた。

「……僕もまだ、腕輪をつけたまま…でした」ラムザはそう言ってから、妻を抱きしめた。

「あ、はぁぁ…ラムじゃん…あ、あぅ……」騎士でもある妻はよろこんでいる。

「お揃い、ですね……」ラムザは相手の耳元でつぶやいた。

男女は色が違うだけで同型の腕輪をそれぞれの腕にはめていた。