ふるいものがたり

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愛し愛されて(02)

ラムザ「…その方のお名前は?」

アグリアス「……フレシア・タルタロス様だ。…女性(にょしょう)でありながら、真の剛(ごう)の者であって…武士(もののふ)の泰山北斗(たいざんほくと)・軍人(いくさびと)の規範となる、偉大な剣豪であらせられる」

ラムザ「…にょしょう…女の方、ですか…。てっきり…“白いひげの先生”なのかと…」

アグリアス「…うむ。…私は師、とお呼びさせていただいておったが……他の騎士団団員らは…『先生』と、師を呼んでおった。…ラヴィアンやアリシアもじゃ。また…どうしてなのかは明瞭ではないものの…騎士団の長である、ギレ団長様や…我らの教官たちも…師を『先生』と呼称しておった。……あとで、ラヴィアンとアリシアにも聞いてみるといいぞよ」

ラムザ「……なるほど。…強い、ですか?『先生』は……」

「『強い』…………。なんて、ものではない。師の能力には、私など及びもつかぬ。師の技は神(しん)に入(い)っておる。…師は戦にて、片目となっておられるのであるが…両目を閉じていても相手の斬撃をかわせる。そして、離れて立っている相手の身体の動きを…後ろを向いたまま、見抜ける。背中に目があるかのように。…それだけではない。剣術の腕もすさまじく、一切の攻撃が師には通用せぬ。『聖剣技』を避けることすら、できる……。師の行われる“神業”には、驚くより他ない……」

アグリアスは、ため息混じりに言い終えた。

「ええッ!!??せ…『聖剣技』って…回避できるもの、なんですかッ!!??『MPすり替え』を使わずにッ!!??」

ラムザは驚嘆している。

「………。信じられん、であろう。私も…信じられなかったのじゃ……。実際に、この目で師の動きを見るまでは……」

アグリアスはぼそぼそと言った。

「………。すごい人も、いるんですね。……フレシア…先生、ですか。オルランドゥさんと、どちらが強いんでしょう?『剣聖』のオルランドゥさんよりも…アグリアスさんの先生は…強いですか?」

ラムザの素朴な疑問にアグリアスは腕を組み、考え込んだ。