ふるいものがたり

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風と炎と水と(03)

「バ、ば…ばかものッ!!お、お前が私たちの争論の火種となっておるのじゃ!!お前に浪費癖(ろうひへき)が無かったのなら…私とアリシアが言い争う必要は、どこにもなかろうにッ!!…ほんに、ばかッ!!どうして、そうなの!?あなたは!?」

もう一人の女は申しわけなさそうに返答した。

「いや〜…その…さ…。アグリアスの気持ちは…ありがたいんだけど…でも…あたしの借金の件はさ…その…アリシアとあたしでやっていること、だから…。ア、アグリアスは…直接的には…関係ないじゃない……。あたしのことでケンカすること、ないって…」

アグリアスが声を上げた。

「『関係ない』なんて、言わないでッ。私は…あなたが心配なのじゃ。…いい?ラヴィアン…よく、お聞きなさい。あなただって…アリシアにギルを借り続けて……これでいい、とは感じていないでしょう?本来、特段の事情も無しにこんなことを行ってはならないの。わかる?ラヴィアン…あなた、なぜ…そんなにギルが必要なのか?アリシアの他に借財をしている相手がいないなら…何者かに『定額返済をしている』というわけではあるまいに。…私たちはラムじゃも含めて、同額のギルを毎月得ているのだ。つまり配分される額は全員、同じじゃぞ。…いったい何をそんなに欲しいの?どんな品を求めているの?なぜ、友人から借りてまで…何かを購入しなければならんのか?……答えて、ラヴィアン」

ラヴィアン、と呼ばれた女は首をかしげながら話し始めた。

「ん〜〜〜。………。別にさ…これといって…どうしても欲しい服があるとか、食べたいものがあるとかって、わけじゃないんだけども……。………。頭が、どうにかなりそうになってね…それで…『買い物して、発散しなくちゃ!』って…なるんだ……。…ごめんね…心配ばかり、かけて…あたしのせいで…二人がケンカになっちゃって……。あたしには、謝ることしかできないよ……」

「???…『頭が、どうにかなりそうに』とは…どういう意味なの!?」

アグリアスがラヴィアンに質問した。