ふるいものがたり

いらっしゃいませ。 このサイトには『ファイナルファンタジータクティクス』の二次創作小説があります。

本音でアグリアス(17)

アグリアス「そ、そうかな……。自分では、分からんのじゃけど……」

ラヴィアン「…ねぇ、何の匂い?香水でもないし、石鹸でもないよね……何これ?…いい香りなんだけども……」

アリシアとラヴィアンはアグリアスをクンクンしている。

「あ…ふ、二人とも…やや、やめ…は、はずかしめないでぇ……」アグリアスは赤面した。

「あたしら同じもの食べてるのに…これは、何?…アグリアスの身体の匂いってこと……?」ラヴィアンは不思議そうである。

アリシア「…うん。昔、野宿している時であっても…アグリアスはいい匂いしていたよ」

「…へ、そうであったの……」顔を赤くしたままアグリアスは座った。

「どれだけ恵まれてるのさ、この隊長さんはッ。これだもん、ラムジャさんも幸せだよね〜」ラヴィアンもイスへ座った。

アリシア「良かったね、アグリアス

「う…うん……ありがとうね………」アグリアスは照れている。

ラヴィアン「あのさ、さっきの話聞いてて思ったんだけど…アグリアスも本音を言うと…いろんな服に着替えて、戦場に立ちたいんじゃないの?」

「そ…それは……」アグリアスは上目遣いで返した。

ラヴィアン「それは…?」

「………き、着てみたい。ジョ、ジョブチェンジするたび……それぞれの、服装に……なりたい……けど………」アグリアスは何とか言葉を連ねた。

ラヴィアン「…町にいる時はけっこうオシャレな…というよりは、かわいい服着てるじゃない。あたしらと一緒に服選びに行くようにもなったし…。あたしでもびっくりするほど、かわいいやつ選ぶよね。…ま、戦場では、いつもの姿だけどさ」

アグリアス「私、フリル付いてるの、好きなの」

アリシア「…ただ、ゲームのプレイヤー自身はそのようなアグリアスを見れないし、アグリアスのオシャレがゲーム画面に反映されるわけでもない。…つまりシステム上、変われない。容量の関係か、彼女のグラフィックは固定されてしまっている。使われているディスクの容量自体にはまだ余裕があるはずなのだけれど。多分、ゲームを開発する際、グラフィック面においてはそこまで手が回らなかったためなのでしょう。…一人の女性として見た場合…これは、やはり可哀想といえるかな。……先程はやりこめちゃって、ごめんね」

「ううん。ほんのことばかりじゃし…」アグリアスは首を横にふった。