ふるいものがたり

いらっしゃいませ。 このサイトには『ファイナルファンタジータクティクス』の二次創作小説があります。

本音でアグリアス(12)

アリシア「?あれ?ラヴィアンはともかく…アグリアスまで、泣いているの?…どうして?やめなよ、何もならないから…」

アグリアス「…しかしッ…つつつ、つらかったであろうな…。ににに肉親から、非道な暴行を受けていた、とは……。父上と母上から、そんなことをされるなど……到底、考えられんぞよ…。身どころか、心が保たぬっ…それなのにッ…た、たった一人でッ…これまで…抱え込んできたのか…ッ…」

ラヴィアン「ア、ア、アリシアだからッ…耐えられたんだよ…ッ…きっと…。あたしなら…どッどう、だっただろう…ッウ…うぁ…あッ…」

アリシア「……。…泣き上戸(じょうご)なのは、ラヴィアンだけではなかったのね」

「……ここ、これはッ…酒(ささ)による、ものではないいッ…」手で両目を覆うアグリアスが返した。

アリシア「…そう?まぁ……アグリアスは酒が入ると本性を現しやすくなるよね」

「か、からかわないで…ッ…」アグリアスは目をごしごしこすっている。

アリシア「からかってはいないよ。……泣いているアグリアスは、真面目な顔や怒っている顔のアグリアスよりも、やはり可愛い。もちろん、笑顔はさらに可愛い。ラムザさんもそんなアグリアスが好きなのだろうね。…上手に使い分けなさいよ」

アグリアス「あ…ぁ…ッ…もう、しゃべるなぁッ…」

ラヴィアン「ずっと…アリシアに…ッ…『アクティブターン』まわってッ…きてるぅよ…ッ…ウッ…」

アリシア「スピード、わたし…バッグの上昇分を加えても、14しかないのだけれども……」

ラヴィアン「…ああッ、もうッ…酔っぱらっているしぃ…ッ…泣けてくるしぃ…ッ…今、ここに賊かなんかが、押し入ってきたら…ッ…どうしよう…ッ…ウゥ…」

「武器、持っていないの?」アリシアは子供みたいに問うた。

ラヴィアン「持って…ないよ…ッ…そん時は…隊長…『聖剣技』でッ…頼みますぅね…もう、もう、顔ぐちゃぐちゃ…ッ…」

「顔のことは…ッ…気にしなくても、いいでしょ…ッ…あッ?…私も、帯剣してない……」アグリアスは自らの腰に触れてはっとした。

「剣…持ってない?た、隊長がッ……!?」ラヴィアンは意外そうである。

「しッ…寝室…だ…」涙をぬぐったアグリアスはドアを指さした。