ふるいものがたり

いらっしゃいませ。 このサイトには『ファイナルファンタジータクティクス』の二次創作小説があります。

隊長誕生(08)

立っていた三人は自然に涙を流し始め、それぞれが謝った。

ラヴィアン「ごめんなさい…アリシア……」

ローラ「ごめん、ごめん…アタシ…どうかしてた……」

アグリアス「すまない…ごめんね…アリシア、ローラ、ラヴィアン……」

アリシア、と呼ばれた女騎士「わたしに謝らなくてもいいよ。…三人で話し合って、任務を継続するか…どうするのかを決めなさい。わたしは、その決定に従うから…」

冷静な目をしたアリシアはそう言ってから、器を口へ運んだ。

三人は互いを見合った。

それから、抱きしめあって泣いた。

「「「ごめんね、ごめんね、ごめんね……」」」と、三人の女騎士は言い合った。

それを見つめていたアリシアはふぅっと、息を吐いて、立ち上がった。

小屋に入ろうとするアリシアへラヴィアンが声をかけた。

「待って、待ってよ…アリシア〜」

「…え?」アリシアは振り返った。

ラヴィアンだけではなく、アグリアスもローラもアリシアをぎゅっと抱きしめた。

三人の女騎士にくっつかれた一人の女騎士は、ちらりと焚き火の炎を見た。

パチパチと音がして、炎の色は一つの顔料では出せそうにない色を放っている。

「……キレイな色。お兄ちゃんにも見せたかったな」と、冷たい目をした女騎士は思った。