ふるいものがたり

いらっしゃいませ。 このサイトには『ファイナルファンタジータクティクス』の二次創作小説があります。

道中(02)

やりきれない顔をしている女騎士の背後で三人は続けた。

ラヴィアン「そっか、そっか〜。じゃ〜、ローラもあたしと同じだね。あたしらの中では、ローラが一番早いと思ってたのに」

ローラ「アタシもそう思ってた。でも…さあ…。…だいたい、それ言うんなら、クリスティでしょ?三日に一度は城の使われてない部屋で…彼と会ってるって……友達のニーナが言ってたもの…」

ラヴィアン「ウワサは本当だったんだ…って、なになに?使われてない部屋でぇ!?…ず、ずるい、じゃなくて……いったい、何考えてんだろう?」

ローラ「???」

アリシア「……。…ま…可愛い顔して、やることはやっているという典型的な例かな」

ローラ「可愛い…といえば……アリシア。どうして、彼氏つくらないの?…アンディ君に告白された時も断っちゃうし。その前にキース君から告白された時だって…断ったらしい、じゃない。モーラから聞かされて…みんな、もうビックリしてたよ。…キース君はかっこいいじゃない。アンディ君もまぁ、そこそこかっこいい方でしょう?…ねー、ラヴィアンはともかくさ…アリシア、可愛い顔してるんだもの…もったいないよ」

ラヴィアン「…『ともかく』って、どういうことなの!?ちょっと、ローラ…あんた、あたしの顔にケチつけてるんじゃないでしょうね!?」

ローラ「あらあら…ごめん〜。ここに本人、いたんでしたわね〜〜」

ラヴィアン「 『ごめん〜』で済むものか〜!!あんた、鼻にもう一個大きい穴あけて、太い輪っか通してやろうかッ?…えぇ!?おい、こらぁ…!!」

ローラ「あっはっはははははははっ…。ごめんなさいね。怒んないでー。ごめんって…言ってるじゃない〜」

アリシア「ふふふふふふ」

ラヴィアン「笑うな〜!!ばか〜〜!!」

ローラ「あっはっはははははっ…」

アリシア「ふふふふふ…。…?どうしたの、アグリアス?」

四人の先頭を歩く女騎士は声をかけられたため、再びため息をついてから振り返った。

アグリアス、と呼ばれた女騎士「……あとで…話すわ…」

一つの命が消えるかのように太陽は沈みつつあった。

いくつもの煙突から煙を出している炭鉱都市は、どこかさみしそうに見えた。