ふるいものがたり

いらっしゃいませ。 このサイトには『ファイナルファンタジータクティクス』の二次創作小説があります。

恩師(11)

「そして…もしも、迷った時には自らの『良心の声』に従いなさい。あなた達一人一人に宿っている魂は、細い細い見えない糸で神様へとつながっている。…人は利己的な自らの心に従う限り、何でも悪いことができる。しかし、『良心の声』に従うならば、悪い行いは何一つできない。このことは……わたしが戦の中で自らを通して、悟ったことです」先生は教卓へ太刀を置いた。

「「「「はいッ!」」」」四人は再び答えた。

先生「このくらいにしとこうかなぁ…。わたしも、カール教官長のこと言えないよね〜。うふふふ、長々とごめんごめん」

ローラ「…いえ、とても嬉しかったです」

ラヴィアン「あんがと、せんせ〜」

アグリアス「師よ…信敬(しんけい)致しております…」

「あれ?三人とも、泣き止んでいますね」アリシアは横を向いた。

先生「…うん。…それを渡してからさ、わたし…一曲歌おうと思ってたんだ。けど、もう…いいみたい」

アグリアス「!!」

ローラ「先生、歌…上手ですものね…。ここで歌われたりしたら、もう卒業式ですよ…」

ラヴィアン「どれだけ…えっと……何て、言うの?」

アリシア「才色兼備とか、文武両道とか…」

ラヴィアン「それそれ。せんせ〜、どれだけ、それ、なんですか?」

ローラ「なに言ってるの、あんた?」

四人は笑い、先生も笑った。

「うふふふふふふ…。では、これで解散。あとは出発するための準備に入ってね。…今日はみんな、ごくろうさまでした〜〜」先生が頭を下げると、四人もイスから立ち上がり頭を下げた。