ふるいものがたり

いらっしゃいませ。 このサイトには『ファイナルファンタジータクティクス』の二次創作小説があります。

恩師(04)

四人はイスのところまで戻った。

女はそれに続いた。

やはり、女が歩くたびにいい音がする。

四人は先程まで座っていたイスへ腰掛けた。

女は教壇の前まで進んできた。

女「…わたし、ジョブチェンジするね」

「???…ジョブ、チェンジ…ですか?」四人は女の言葉の意味が分からなかった。

「そう、そう」女は言いながら、腰の後ろへ差していた曲がった黒い棒をローブの帯から抜き、教卓に置いた。

それから女は細い帯をほどいて、ローブを脱いだ。

「!!!!」四人は言葉を失った。

地味な色のローブを教卓にふんわりと置いた女は、その上に木製の小箱を置いた。

ローラ「せ、先生…す、すごい…きらびやかで…きれい、ですよ……」

先生「…本当?よかった〜」

ラヴィアン「…ちょ、ちょっと…せんせ〜」

先生「んー?」

ラヴィアン「いつもと雰囲気が違う気がしたもん。ここに入ってきた時からさ…」

アリシア「…わたしは、すぐに気付いたよ。先生、しっかり化粧しているし」

先生「久しぶりにしたんだけど…お化粧の順番が…忘れててさぁ…髪もどうするといいのか…分からないし…鏡を使っても、片目だといろいろ不便なんだな〜って、いまさら思った」

「…………」アグリアスはぽうっとなって、先生を見つめている。