ふるいものがたり

いらっしゃいませ。 このサイトには『ファイナルファンタジータクティクス』の二次創作小説があります。

恩師(01)

アリシアは右側を向いて三人の様子を観察した。

ラヴィアン「急に…不安になってきたよ……」

ローラ「思っている以上に…重大な任務なんじゃ…」

「…………」アグリアスは難しい顔のまま黙っている。

ラヴィアンはイスへ座った。

ローラは辞令を折りたたんだ。

それぞれの動作は重々しかった。

そこに女の声が聞こえた。

「ごめんごめん、ちょっと、いい……?」

声がした方に四人は振り返った。

すると四人は会堂の出入口に立っている女性を目にした。

女性は眼帯をしており、ゆったりとしたローブを羽織っている。

「…せんせぇ!!」ラヴィアンの声に片目の女はにっこりと微笑み、会堂の扉を閉めた。

ラヴィアンは立ち上がり、女の前まで急いだ。

ローラとアグリアスアリシアもそれに続いた。

女は四人へ進んできた。

女が歩くたびに心地よい音が木の床に響く。

会堂の出入口と教壇(きょうだん)のほぼ中間で女と四人は出会った。

女「…任務の内容、聞いた?」

ローラ「はい。今、聞きました。初任務なのに…責任重大で……」

アグリアス「私が、隊長に命じられました…」

女は笑顔をつくった。

「おめでとう、アグリアス

ラヴィアンは泣きそうな声を出した。

「せんせ〜、あたし、不安で不安で…」

「カール教官長、何て言ってたの?」女が返した。

ローラ「アタシ達の働きに、騎士団の命運は握られているって……」