ふるいものがたり

いらっしゃいませ。 このサイトには『ファイナルファンタジータクティクス』の二次創作小説があります。

四人の女騎士(02)

質素な部屋の中には、ベッドと衣装ダンス、小さな机以外に目ぼしいものはない。

ローラ「一人部屋…いいな〜〜」

ラヴィアン「すんごい憧れなんだけどー」

「???…あ、そうなの?…はい、これ」アグリアスはラヴィアンへ記章を手渡した。

ラヴィアン「…うわっ、ちっちゃ…!」

「思ってたものよりは…しっかりしてるな…」アグリアスから記章を受け取ったローラはそれを裏返してみている。

ラヴィアン「……どこに付けるんだっけ?」

「左腕のこのあたりだったかしら」アリシアは自分の腕を触った。

「順序からすれば…これらが教官より与えられるのは…書類を受け取った後だと、思うのだけれど。…やはり、このことからしても……」アグリアスは首をひねっている。

ローラ「…アリシアの読みが正しいって、ことか」

ラヴィアン「ここに付けると勲章みたいじゃない?」

アリシアは、クスクス笑った。

そこにコンコン、とドアをたたく音がした。

四人はドアの方を振り返った。

「…どうぞ」アグリアスがドアを開けた。

ドアの外には口ヒゲのある男が立っていた。

相手を見るや、アグリアスは敬礼した。

他の三人もそれぞれに敬礼した。

敬礼を返した口ヒゲの男が言った。

「いてくれてよかった。…おう、ちょうど…四人…揃っているな。…知っているだろうが、お前達に辞令が出た。それを渡すのも兼ねて、これより任務の説明を行う。私へついて来なさい」

「「「「…ハッ」」」」四人の返事には多少のばらつきがあった。