ふるいものがたり

いらっしゃいませ。 このサイトには『ファイナルファンタジータクティクス』の二次創作小説があります。

イヴァリース国内における『銃』について

●『ロマンダ銃』……ロマンダ製。

この銃の土台となっているのは呂国製小銃の始祖『九〇式小銃』を再設計し小型化したものであり、拳銃としては大型であるものの呂国軍での正式名称は『九二式拳銃』である。

ただし、弾薬を含めたいくつかの問題点を将兵から指摘されたゆえ、『九二式拳銃』は量産には至らなかった。

しばらくしてから軍は『九二式拳銃』実物とともに設計書を含めた資料すべてを民間企業へ放出した。

ロマンダの民間企業シュバイツァー社は、この拳銃を「民間用」として機構の簡略化及び外装の変更を行った。

これがイヴァリースへ輸出され、畏国の人々は『ロマンダ銃』と呼んでいる。

シュバイツァー社の商品名は『拳銃九二改型』である。

呂国製拳銃は『九二式拳銃』の他にも、数種類が確認されている。

『九二式拳銃』の失敗から、呂国軍は銃の小型化に成功したのだった。

 

●『ミスリル銃』……イヴァリース製。

イヴァリース国内のショップで上記の『ロマンダ銃』と並べられて売られている、もう一つの銃。

ミスリル銃』と呼ばれているこれは『ロマンダ銃』を分解し、その内部機構を理解した機工士たちがミスリル合金を用いてこの拳銃を造りなおした一品である。

したがって、この銃は正真正銘の畏国製拳銃となっている。

銃を構成する基本素材としてミスリル合金が使用されているため、基となった銃よりも耐久性が格段に上昇しているのが最大の特徴といえる。

これは単に『ミスリル銃』と呼称されており、特に商品名などは存在しない。

 

●『石化銃』……海外製(詳細不明)。

装備した者が「石化」してしまう呪われた品である。

これは海外の邪悪な魔法使いが作り出した銃とされている。

どうして剣や槍ではなく銃なのかといえば、「銃の形をしていたら、男だけではなく、女でも手に取りやすい」との単純で悪質な理由によって、この忌まわしき品は生まれた。

製造過程から察すると、大量に生産されたものとは考えにくく、数えるほどしか畏国内には存在していない。

 

●『魔法銃』……ガルシア製。

畏国内で『魔法銃』と呼ばれる品はガルシア国で造られ、呂国を経由して畏国へ入ってきたものである。

ほぼ『神殿騎士団』が独占している品であり、一般人は容易に入手できない。

攻撃魔法を弾丸として撃ち出す、という特殊な性質から火薬の力を利用する銃とは異なる破壊力を有しており、戦士よりは魔道士が使った方が威力は高まる。

「昔は銃に魔法を詰めて発射できた」と、機工都市ゴーグに住む者が言うのは誤りではない。

『伝説の大崩壊』の以前、そのような兵器はありふれたものとして戦場で多用されていた。

実は大天変地異により、他国ではほとんど失われてしまった技術がガルシア国には七割以上も残っている。

『魔法銃』に限っていうと、設計図自体が何枚も現存しており、それを基にこの銃は復刻されたのである。