ふるいものがたり

いらっしゃいませ。 このサイトには『ファイナルファンタジータクティクス』の二次創作小説があります。

『五十年戦争』時のゼラモニア地域

イヴァリース国内のゼルテニア領の東方に位置している『ゼラモニア地域』は本来、ゼラモニア国(略称:是国)という名称を有する独立国家であったが、一世紀ほど前、オルダリーア国による侵略を受け、同国の一地域として組み込まれてしまった。

畏国人は鴎国に併合されてからのゼラモニア国を『ゼラモニア地域』もしくは『ゼラモニア領域』と呼んでいる。

軍事的観点から見ると「ゼルテニアの東側」よりも小さな領域内に15箇所もの拠点が存在している。

ゼラモニア国の中心部は「中心地ゼーラ」で、この地には首長がいて政治を行なっている。

ゼラモニア国の主要産業は鉄鋼業と農業であり、副次産業としては工業・林業及び漁業・製造業があげられる。

ただ、畏国と鴎国の戦争が始まってからは海を通じての貿易業が落ち込んだゆえ、政府は副次産業に力を注ぎ、国を支えている。

「農場地イーマス」の北東部に広がる原野を政府主導で開墾したのは、その好例といえよう。

 

中心地ゼーラ

政治の中心。ほとんどの貴族はここで暮らす。様々な色で彩られた建築物が無数に建つ石像都市。

 

カナの町

ゼラモニアの交易地。毎日、大きな市場はにぎわいをみせている。「キョウ港」からの海産物と「農場地イーマス」からの農作物も初めはこの町へ運ばれる。町の南側にある倉庫街も有名。ゼラモニアの“店”。

 

工業地ジャラシ

鉄鋼製造業者が中核となり、発展した工業都市。大規模な製鉄所がいくつも建っている。ゼラモニアの“工場”。

 

城塞都市サルファ

四方を三重の城壁で囲まれた難攻不落の町。「カナの町」と「中心地ゼーラ」を防衛する機能をもっていた。町の東は鴎国領に接しているため、隣国とのやり取りを通じて町を維持している。

 

砦の町レーム

元々は「カナの町」を守備するために建造された大型の砦。その内側に家が造られ、人々は住み始めた。数十年前はゼラモニア国防軍の宿営地として使われていたものの、今現在ゼラモニアに兵士はいない。鴎国領に面している。

 

古城リソサン

大昔には宝物庫として利用されていた、と伝えられる古い小さな城。「中心地ゼーラ」を守護するためにも活用されていたが、城としての能力を永い年月の間に失ってしまっている。城の東にある荒地はそのまま鴎国領に続いている。

 

ドーマス

林業関係者や大工が住人のほとんどを占める村。村の内部に建ち並ぶ規格化された平屋建て家屋は、住人たちの手によるもの。鴎国領に面している。

 

ヤクル村

漁業を営む者が暮らす漁村。また、船を修理する設備も整っており船大工も多い。村民はここから「キョウ港」へ通う。鴎国領に面している。

 

キョウ港

ゼラモニア唯一の港。漁船以外の帆船も停泊している。『北の氷海』が目前に広がる巨大な港。ゼラモニアの“海への玄関”。

 

レフの村

「キョウ港」と「農場地イーマス」を結ぶ質素な村。農家が多い。シュレ河の流れを監視する職員が「中心地ゼーラ」から派遣されるほか、水路を造る技術者が住む地でもある。

 

農場地イーマス

果実や野菜の生産が盛んな農村。村全体が一つの農園であり、シュレ河の水を利用して作物を育てている。大規模農業を基幹産業としているゼラモニアの“畑”。

 

山間部ギノ

山と山の間につくられた小さな集落。元は「工業地ジャラシ」から続く工業製品輸送の中継地であった。戦が始まった後は宿屋が多く建てられ、旅人の休憩地として使われることとなった。

 

ラレシアン採掘場

鉄鉱石・石炭・石灰石を主に産出する広大な採掘場。南側にはドゥーワ山脈が連なる。

 

カラムラム

金属加工業が栄える集落地。生粋(きっすい)の職人が数多く暮らしており、特に刃物類の製造技術は大陸内においても随一を誇っている。

 

湖水の村ルネ

美しい湖が映える小さな村。シュレ河の水を「工業地ジャラシ」へ供給する設備がある名勝の地。ゼラモニアの隠れた観光地である。

 

◆畏国軍では鴎国領を“鴎国本土”と呼び、畏国軍兵士は畏国領を“本国”と呼ぶ。これにより、ゼラモニアと区別がされている。また、鴎国軍兵士は自国を“母国”と呼び、ゼラモニアとの区別を図っている。

 

鴎国が主張する「畏国と鴎国の国境線」はシュレ河であり、これはシュレ河によりイヴァリース国のゼルテニア領とゼラモニア地域が分断されているためである。シュレ河は大陸を切り裂くかたちで『北の氷海』から『東バグロス海』をつないでいる。ゼラモニア地域の南に広がるドゥーワ山脈は「ゼルテニアの東側」にもデューワ山脈・デゥワ山域となって続いているが、やはりシュレ河によって断ち切られている。この山脈はシュレ河により東西に分けられており、河の東と西でその名称の発音や地図上の表記が変化している。