ふるいものがたり

いらっしゃいませ。 このサイトには『ファイナルファンタジータクティクス』の二次創作小説があります。

アリシア記

みなさん、はじめましてー。

わたしは、アリシアといいます。

f:id:slps00770:20200201093452p:plain

黒いドレスのアリシア(着色版)

まことに唐突でありますが、みなさんには時間をさかのぼっていただきたく思います。

1997年のこと、『ファイナルファンタジータクティクス』(以下『FFT』)という名のゲームソフトが発売されました。

灰色のゲーム機、プレイステーションPS)のゲームソフトでした。

わたしへ対し「あんた、誰?」と感じられる方は、そのゲームソフトを起動し、そのまま「NEW GAME」を選んでください。

PS版でもPSP版でもけっこうです。

アグリアス隊長の両脇にいる女のナイトの片割れが、わたしです。

さて、どうして少しばかり特別な汎用キャラクターであるわたしがみなさんのお相手をさせていただいているのかというと…「知的で周囲の者たちをうならせるキャラクター」との設定を作者がわたしへと一方的に付加したためです。

ごあいさつはこのくらいにして……本題へ入ることといたしましょう。

 

中学生の時、『FFT』をプレイしていた作者は考えました。

騎士アグリアス…彼女の本音に迫ってみたい、と。

作者は忠義に生き、剣をふるい、素っ気ない態度で男言葉を話す「騎士のアグリアス」ではなく、ラムザ(『FFT』というゲームの主人公)を愛する「一人の女性」として悩みを抱えつつも、生きている彼女を描いてみたかったのです。

しかしこれには、どうするといいのだろう?

とりあえず、作者はアグリアスへ『聖剣技』を教えた先生を考え出しました。

それから「ローラ」という女騎士を作者はでっち上げました。

名前は示されませんが、ケガをしているアグリアスの配下である女騎士がゲーム冒頭に現れます。

“この女ナイトはアリシアでもラヴィアンでもない”と、決めつけた作者は彼女へ「ローラ」という名を与えました。

 

「ローラ」とは別に作られたもう一人のキャラクター、アグリアスの先生「フレシア・タルタロス」はゲーム本編には全く登場しません。

影も形もありません。

アグリアスその他の若き騎士たちへと剣技を教授していた指南役の女”という設定を作者は構築し、“剣術師”というジョブ名を先生は与えられました。

具体的にいえばフレシア先生は、アグリアスが所属していた『ルザリア聖近衛騎士団』での教官というわけです。

フレシア先生というキャラクターを創造する土台としては、名作『タクティクスオウガ』に登場する盲目の剣士ハボリム先生に原点復帰との評価をされた『ファイナルファンタジー9』の女将軍ベアトリクスさんを組み合わせました。

眼帯やお名前をベアトリクスさんからいただきましたゆえ、フレシア先生のイメージテーマは当初、『Rose of May』……だったのですが……先生の重厚な設定が確立されてゆくに従い、これは変わりました。

タクティクスオウガ』の空中庭園で最後に戦うことになる王の音楽や、『オウガバトル64』で復活したダニカ神との最終決戦の際の音楽、もしくは『ファイナルファンタジー6』のアルテマウェポン戦の音楽か、『ファイナルファンタジー7』のジェノバ戦の音楽のいずれかとなりました。

ちなみに先生はわけあって、偽名を名乗っています。

そう、「フレシア・タルタロス」は本名ではないということです。